でこりんのラグビー雑記帳

15年ワールドカップでラグビーにはまってしまったにわかラグビーファンの雑記帳です。観戦記・選手紹介・ルール・プレー説明などラグビーの面白いところをファン目線でまとめています。

結局最高のラグビー選手である山田章仁とグース・ステップ(GOOSE STEP) について

やっぱり山田っていいよね、最高だよねということをスーパーラグビー18節の彼のプレーから言いたい記事です。ラグビーファンとしては、今更山田?感がありますが、私がここで言いたいのは「やっぱり」山田いいよね、改めて素晴らしい選手よね、ということです。

 

◆まずは結果から…勝てる試合はずでした

やっぱり前半終了直前のレッドカードは痛すぎた。どのリビューでも言及されていますが、後半40分を14人で戦うことになってしまったことで、負けてしまいました。数的優位がどれだけ大切かということを改めて感じます。うーん、悔しい結果!

 

 ◆改めて山田章仁について復習!

当然のように「あの山田」のように話をしていますが、復習!

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ヒトコム サンウルブズ公式サイト

やまだ あきひと選手は、1985年生まれの今年32歳のウィングです。アメリカンフットボールの経験から得られた想像的でサプライジングなプレーが特徴です。個人的なイメージは、大舞台、ここぞというところで力を発揮する、「目立つ」選手です。その「目立つ」というのは奥さんがモデルのローラというめちゃくちゃ美人さんということも世間的には含んでいたりします。スポーツが好きな人なら1度は見たことがあるだろうトライが、15年ワールドカップのサモア戦の「忍者トライ」!くるっと回ってグラウンディングする機転の効いたプレーができるのが山田選手です。

こういう「目立つ」ところがメディアに取り上げられがちですが、彼はディフェンスも素晴らしい。私が特に好きなのがキックオフチェイスからのタックル。チームメイトがキックしたボールを追いかけて(チェイスして)キャッチする相手チーム選手にタックルに行くのですが、そのタイミングがドンピシャ。ラグビーでは、ボールを持っている選手にしかタックルに行けない&キックオフは深めに蹴り込むので、遠くにいるボールを取るだろう相手選手を見極めて、キックしてからキャッチされるまでに相手に詰め寄り(=足が早くないとできない)、キャッチした瞬間にタックルに行く(=遅れると逃げられる)、その一連の流れに長年の努力とセンスを感じるのです。その姿はまさに狩人。ボールハンターなのです。

*トライ後映像でタッチラインを出ていないか確認しています。グラウンディングする前に足がタッチラインより外に出てないかということ。空中ならセーフ!素晴らしいよね。ていうかワールドラグビーが山田のこのトライだけを切りとった動画をちゃんと持っていることも日本のラグビーファンには嬉しい。

 

動画0:48〜。2016年のウェールズ戦での独走トライも印象的。独走中、大型スクリーンで自分の走っている姿を確認しているのでは?という噂も笑(おそらくは後ろから追いかけてくるウェールズの選手との距離感を振り向かずに確認している。冷静な判断、お見事!)

 

◆大舞台で魅せる。山田も頑張った!

負けが濃厚な最低な雰囲気の中、今季なかなか登場の機会がなかった山田選手は完全に光りました。意外なことに今季サンウルブズでは4試合のみ出場。シーズン初めは福岡が結構スタメンだったこともあって、出場機会に恵まれませんでした。

この試合では数的不利である中で、タックルに走り、最後まで諦めずキックチェイスし、ボールを追いかけ、最終的には劇的な2トライを挙げました。結果、スーパーラグビーの公式ベスト15に選出。さいこうかよ!

完全に相手選手がボールがタッチに出ると思って走るスピードを緩めているのに、山田は諦めない!ボールの神バウンドも相まって独走トライに!!!素晴らしい!

 

最後ステップで振り切ったイズラエル・フォラウ選手はオーストラリア代表でもあるスーパースター。彼と勝負して抜き去ったのはオーストラリア人もびっくりで、これだけでオーストラリアでは1つの記事になるくらいなのです↓ 日本風に言い換えると大谷がホームラン打たれたで〜ということになるイメージだと思います。

ちなみにフォラウ選手を抜き去ったこのステップのことを英語では「goose step(グース ステップ)」直訳でガチョウステップというよう。なんで?

 

◆ちょっと脱線 "goose step" について

私がミリオタならばすぐに分かることのようで、そもそも「ガチョウ足行進」のことを指すようです。由来はそのまま、ガチョウが歩いているのに似ているから。

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When your goose is cooked — run | Features | desototimes.com

日本人に馴染みがあるのは多分、北朝鮮の行進。膝を曲げずに高く足をあげる行進のことのようで、その昔はナチスとかそっちの方でやってたものみたい。今となってはこの文脈ではあんまりポジティブな言葉ではなさそうです。動きが似ているのでラグビーでもgoose stepと呼ぶんだろうと想像します。

www.youtube.com

動きそのものの説明をしようとすると、他の言葉が適当そうです。ウィキペディアには"a hitch-kick motion which left opponents stumbling to try to tackle him."(タックルしようとする相手をよろめかせるようにするヒッチキックの動き)ということなんだけど、ヒッチキックを調べると、これはチア・ジャズ・バレエのステップのようで、その動きはこれ↓ 軍隊の行進よりはこっちの方が動きそのものを表現する言葉にふさわしいのかなと思いました。

 

 

 ラグビーに戻るとグースステップで有名なのはオーストラアリアのDavid Campese(デイビット・カンピージー、と聞こえる)という選手オーストラリア代表101キャップのスーパーレジェンドです。

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この動画だとあんまりgoose stepが見えないんだけど、とにかくすごいフルバック・ウィングだったぽい。1991年のワールドカップのハイライトもみたけどすごかった。

 

 随分と話が脱線してしまいましたが、とにかく山田はすごいってこと!すでにサンウルブズのスーパーラグビーのシーズンは終わってしまったのでそれはすごく悲しいですが、8月にはトップリーグが開幕、11月にはオールブラックス来日と、休む暇は意外とないみたい。わくわくだね!