サンウルブズの初連勝をただただ噛みしめる記事
もう劇的すぎてドッと疲れた香港でのストーマーズ戦。前回同様、噛み締めていこうと思います。
◆まずは結果から…
初連勝、初海外での勝利です!(これまで秩父宮以外で勝ったことがないので)また今回は初めて香港でスーパーラグビーの試合が行われた記念すべき試合。サンウルブズが日本だけでなく、アジアのチームであることがアピールできた素晴らしいゲームになりました。この試合見たらファンになるね!
FULL-TIME: #SuperRugby Week #14
— Super Rugby (@SuperRugby) 2018年5月19日
Drama in Hong Kong as @Sunwolves Parker kicks last minute drop goal to beat @stormers in first ever match in China #SUNvSTO
Match Details: https://t.co/mGJLCTKuvg pic.twitter.com/HXXXDTXzuS
HIGHLIGHTS: 2018 Super Rugby Week 14: Sunwolves v Stormers
— Super Rugby (@SuperRugby) 2018年5月19日
A clutch last minute drop-goal from Hayden Parker sees the @Sunwolves upset the @THESTORMERS 26-23 in a history-making first Super Rugby contest in Hong Kong. #SuperRugby #Week14 #SUNvSTO pic.twitter.com/4oEDFlBgQG
◆劇的すぎた初連勝
この試合のヤバいところは、なんと言っても環境。気温31度・湿度70%後半、キックオフは14時というどこにも逃げ場のない灼熱のフィールドで行われました。相手は南アフリカのストーマーズで、ある選手は前日の練習で暑すぎてのぼせて鼻血が出たほど…いくら日本の5月が暑かったからと言っても、これは暑すぎる!
そんな過酷な環境の中、お互い汗だく・ギリギリの状態で試合は進んでいきました。サンウルブズの作戦はとにかく自分たちは我慢して、相手を疲れさせて後半に勝負を持ち込む、リザーブ含めた23人全員で戦うというもの。
前半はラックの攻防が激しかったり、足の速い選手に抜かれたりとなかなかペースが掴めず、10-17の7点ビハインドで折り返しました。
勝負のポイントは後半、どちらが最初にスコアするかにかかっていました。ここでやってくれたのがグラント・ハッティング!難しいパスを落ち着いて処理しトライまで導いてくれました。先週も1トライ、ラインアウトも安定させてくれる素晴らしいお方です。
#グラント・ハッティングがお・と・さ・ずにトライ🏉#共に闘え
— J SPORTS【6月はラグビー代表戦月間】ラグビー公式 (@jsports_rugby) 2018年5月19日
🔥#サンウルブズ 🆚ストーマーズ
📱J SPORTSオンデマンドで独占LIVE👉 https://t.co/K740FDTKCe pic.twitter.com/K0KrX3Zl30
ハッティング様は今週もスーパーラグビー公式のteam of weekに選抜。最高かよ!
TEAM OF WEEK: #SuperRugby Week #14
— Super Rugby (@SuperRugby) 2018年5月22日
TOTW has players from 9 of the teams after high scoring round saw @NSWWaratahs break Australian drought against Kiwi teams - @Hurricanesrugby fly-half Beauden Barrett was back to his best and takes out Player of the Weekhttps://t.co/eSayQjA0Up pic.twitter.com/eSmPSS1dMG
後半またポイントになったのは相手ボールをどう取り返すのか?というところ。ここで活躍してくれたのが、後半から登場したヘル・ウヴェ!相手ボールのラックからジャッカル(ラックの中に立ったまま腕を突っ込んでボールを奪うプレー)で相手のペナルティ(ノットリリースザボール)を誘いました!
まさにそのシーン↑ 青丸がウヴェ。
このペナルティをゴールに変え3点追加。23-23の同点になりました。このとき時計はほとんど80分。以前の記事でもまとめたようにラグビーでは試合時間が過ぎても、最後のプレーが切れるまで(ボールがフィールドの外に出るか、どちらかがペナルティしたら)試合は終わりません。同点に追いついたサンウルブズ、最後のプレーで追加点を取れば勝利という場面。
キックの瞬間。もう80分になっちゃう!
リスタートのキックから始まりいろいろあって結局ストーマーズボール。ここからストーマーズはサンウルブズのペナルティを狙い、しつこくしつこくパックアンドゴーで攻めてきます。そのフェーズは19。シンプルだからこそ強力で執拗なアタックにペナルティを取られないように我慢強くタックルするサンウルブズ。時間では2分足らずでしたが、永遠に続くように感じました。
運命の19フェーズ目、ジョージア人初スーパーラグビー選手ジャバ・ブレグバゼがボールを奪い、サンウルブズボールに!ここからまた攻撃、でも位置は自陣10mラインよりも深いところのここ。かなり苦しい!
どうやって敵陣まで進むの??とヤキモキしていると、キックの神さまヘイデン・パーカー様がなんとキックパス!時間もない、ミスも絶対にできない最高の緊張感の中で、見事キャッチしたのが日本のブライアン・ハバナ、福岡堅樹!タッチに押し出されそうになったところをキックしたヘイデン・パーカーが文字通り駆けつけてマイボールキープ。サンウルブズの速いアタックで陣地を進めます。3フェーズほどで敵陣深くまで入り込むと、キャプテン流が大きく自陣へパス、そこに待っているのがヘイデン・パーカー…そしてまさかのドロップゴール!!!!!!蹴り込んだ瞬間、選手も観客も、もはや会場にいた全員がボールに注目したでしょう。その時間はまた時が止まっているのか?と思えるくらいで、そして奇跡の主人公はゆっくりと弧を描き、そして、ゴール成功。
CLUTCH! Hayden Parker secures a @Sunwolves victory over the Stormers with this incredible play!#SUNvSTO pic.twitter.com/2rcdEzcHlK
— Super Rugby (@SuperRugbyNZ) 2018年5月19日
もう本当に劇的すぎて(いつもだけど)結局最後は泣きながら試合を終えました笑 本当に応援しててよかった!暑い中本当にありがとうサンウルブズ!!!!
◆番外編〜ラガマル君香港へ行く
どこの公式キャラでもない、ただただラグビーを盛り上げたいだけのマスコット・ラガマル君。なんと日本を飛び出して香港までサンウルブズの応援に行ってました。後半から登場し、灼熱の晴天のもと、耳を大きく振りながら最後まで元気に応援してました。ラガマル君(本名:ラガマルク15世)のいいところは、彼自身がすごくラグビー好きなところ。ツイッター見てても、私たちファンと同じ気持ちでいてくれるところ、すごく好感持てます。よくラグビーウィークリー(BS朝日のラグビー情報番組)の公式アカウントがリツイートしてるから、もうラグビーウィークリーさん、ラガマルク15世を公式にしてあげてください!笑
昨日のサンウルブズ戦、ボクは後半からゴールポスト裏に立たせてもらいましたラガ✨
— ラガマルくん (@ragamarukun) 2018年5月20日
でもパーカー選手のGKがある度に「ボクが視界の邪魔になって100%記録を崩したらどうしよう🙈隠れようかな🙈」と一人心配しておりましたラガ🐷
でも、余計なお世話でしたラガ🐶笑
パーカー選手は本物ラガね❤️
流選手が「ラガマルくんありがとね」と何度も言ってくれて、泣きそうになったラガ🙈
— ラガマルくん (@ragamarukun) 2018年5月20日
お礼を言いたいのはこっちラガー!
勝利と感動をありがとラガっ🙈✨#SUNWOLVES pic.twitter.com/W9erFSb51r