12/23 大学選手権4回戦@秩父宮 観戦記
ラグビーのハイシーズンです!今日は4回戦を見に行って来たので、観戦記としてまとめます!
◆まずは結果から
1試合目の大東文化大学対慶應大学は、大東文化大学が勝ち。最初に流通経済大学が3つ連続でトライし、このままワンサイドゲームになるのか?と思いきや、前半終了までに慶應大学が3連続トライで21-21の同点で折り返し。トライを取り合いつつ、最後は大東文化が逃げ切ってノーサイド。
試合の内容をあんまり覚えていないのは、我々が大東文化大学の大応援団の中、横断幕のすぐ前に偶然居合わせてしまったからかな、と。おせおせ大東コールが耳に焼き付いています笑 ご家族?かな?の応援団が大東文化カラーの緑に染まってずーっと声援を送ってましたね。
2試合目の帝京大学対流通経済大学は帝京大学の勝ち。帝京大学はやっぱり信じていい存在でした!ありがとう!ミスはあったものの、キックを多用せず、自陣からもボールをパスしながら、懸命にゲインしていました。しっかりスコアも離してまぁ順当に?準決勝に進出しています。と私は思っていたのですが、帝京大学竹山選手は違いました。以下からのツイート。
点取っても
— 竹山 晃暉 (@511_1010) 2017年12月23日
トライセービングが出来なかったら
意味ない。
ほんまに悔しい。
ひとつのプレーで勝敗は決まる。
責任の無さ、次に繋げます。
今日もたくさんの応援と声援
ありがとうございました。
年始も共に闘いましょう。 pic.twitter.com/9Pk6pW4jcg
帝京大学 岩出監督の記者会見コメント
選手・監督ともに全然内容に納得してないようですね…どこを目指しているんだろう…
◆いいなぁと思った選手
今回は各大学から勝手ながらいいなぁと思った選手を書き留めておきたいと思います。試合の時いいなぁと思って喋っていてもすぐ忘れちゃうので…
◇大東文化大学 アマト・ファカタバ
ナンバーエイト 195cm 118kg 3年生
http://www.daito-rfc.com/member_detail/id=301
1試合目の大東文化大学のファカタバ兄弟のお兄ちゃんです。先日のシオネ・ヴァイラヌ選手についても似たようなことを書きましたが、飛んでないフィジカルモンスターで、すっごくダイナミック!当然体も強いんですが、タックルされてから、片手でボールを持って腕をぶん回す、ぶん回す。本当にちゃんと倒れるまでどこにでもパスできそうな感じなんですよね。ボールにアプローチさせないところが素晴らしいです。スクラムからのトライシーンは必見。ちなみに双子の兄弟がいます。見分けがつかない。
片手でボール持ってここからグラウンディング
◇慶應大学 丹治 辰碩 (たんじ たつひろ)
フルバック 183cm 86kg 3年生
https://www.kurfc.com/memberlist/Detail/8832
1試合目の慶應義塾大学の丹治選手です。体つきが立派なでかいフルバックという印象。大東文化大学キックオフのボールを持つことが多かったんですが、ラン・ステップが素晴らしいです。彼がボールを持つと何かしてくれるんじゃないかとワクワクします。
1人抜け出してステップでここからまたゲイン
◇流通経済大学 タナカ・ブランドン・ムゼケニエジ
http://rku-rugby.jp/menber/2016-2
13番のセンター 2年生 身長体重公式情報なし
2試合目の流通経済大学のタナカ選手。バックスのくせにでかくて超強力なランナーです。彼には走り切られます。取り上げたのは、彼のプレーそのものに惹かれたと言うよりは、ボールを持ってない時の姿勢が素晴らしかったから。3回戦の朝日大学戦でも、スクラム組んでる間ずっと声を上げていましたよ!パターンとしてはポジティブな強目の英単語を繰り返すという感じ。プッシュ!プッシュ!プッシュ!とか、プレッシャー!プレッシャー!とか、ドミネンツ!とか。スクラム押し込んだ時なんかは、ナイススクラム!とも言ってました。意味があるのか、伝わっているのかは分かりませんが、その姿勢、好きです。
◇帝京大学 吉田 杏 (よしだ きょう)
ナンバーエイト 188cm 105kg 4年生
2試合目の帝京大学から吉田選手。ちょっと異次元でした。ボールを持ったら絶対ゲインします。体が強くてすぐ倒れないし、足が速い笑 なんと昨年はウィングをやっていたのです、やばいよね!!そんな吉田選手、今年は本職のナンバーエイトで活躍してます。走れるし、強いし、でかいし、最高かよ!来年からは今年絶好調のトヨタ自動車に入ります。レギュラー取れるかなぁ?
◇帝京大学 末 拓実 (すえ たくみ)
スクラムハーフ 164cm 70kg 2年生
スタメンの小畑選手もすごく好きですが、この末選手は本当に小さい。チームメイトと並ぶと1人だけ明らかに違いますね。(日本代表田中ふみ選手はちなみに166cm 75kg ちょっとだけ小さい)大学レベルでここまで体が小さい選手は見たことないです。その末選手が王者帝京大学のリザーブではありますが試合に出て、役割を果たしていました。常にラックの側にいてすぐボールアウトしてくれるので、アタックのテンポがよくて素晴らしかったです。
現代ラグビーでは大きくて強くて速い選手が良いとされていますが、(確かにそれはそう)オールブラックスのフルバックであるダミアン・マッケンジーも小柄な方だし、体の大きさに関わらず活躍している選手がいる、というのはとっても希望に溢れているなぁと思いました。
右から3番目が末選手
ちなみに、3回戦も4回戦も最前列に近いところで観戦しました。前の方で観戦すると選手同士が何を喋ってるのかまで聞こえるし、肉弾戦が目の前で見られるので1回は近くで見たほうがいいと思います。全体像は見難いけどね…
今回の最大の収穫は日本の名レフリーの1人である戸田さん(本職は中学校教師)が間近で見られたこと。威厳と雰囲気のある人でした。
今回はここまで!今私はまたしても秩父宮に向かう電車の中です。今日の試合も楽しみだ!