2017 Super Rugby 開幕! スーパーラグビーってなに?
ご無沙汰しております。今回も随分遅ればせながら、先日参戦してきたSuper Rugby 開幕戦のレポート、の前にまずスーパーラグビーってなあに?ということをまとめておこうと思います。
◆Super Rugby (スーパーラグビー) とは?
<概要>
まず念頭においてもらいたいのは、スーパーラグビーは普通の日本人が知ってるスポーツのフォーマットではなく、例えばサッカーでいうところの〜〜のようなもの、という説明ができない、ということです。まったく新しい概念として覚えてください。一言だと、スーパーラグビーは南半球の多国籍プロリーグで、概要は↓
誰が:各クラブと契約したプロ選手(人種は問わない)
いつ:毎年2月〜8月まで
どこで:日本・オーストラリア・ニュージーランド・南アフリカ・アルゼンチン
どうやって:グループ内では総当たりのようなもの、優勝決定戦はトーナメントで
<どんな人がやってるの?>
南半球のラグビー列強国(日本・オーストラリア・ニュージーランド・南アフリカ・アルゼンチン)がそれぞれ数チームの枠を持ってプロクラブチームを作っています。例えば、昨年の優勝クラブであるハリケーンズはニュージーランドのクラブチーム。縛りはありませんが、概ねニュージーランドの選手が所属しています。繰り返しになりますが、スーパーラグビーは列強国で作る多国籍プロリーグになるため、レベルは当然世界トップ。国の中でも相当有名な選手だけがスーパーラグビーに参戦するクラブへ入ることができる=ほぼほぼ国代表、と捉えて大丈夫だと思います。
<大会フォーマットは?>
そうやって作られたプロ集団が下のグループ、さらにカンファレンスに分かれ、カンファレンス内の総当たり+違うカンファレンスの別のチームちょっと対戦。その後の順位でプレーオフ(=優勝決定戦)が行われます。 日本チームのサンウルブズは下記の通り、アフリカカンファレンス1というグループで、同じグループ内で総当たり(ホーム&アウェイ:2試合)とアフリカカンファレンス2と1試合づつ、最後に別のグループであるニュージーランドカンファレンスとそれぞれ1試合、計15試合の対戦がレギュラーシーズン。うまくすれば、その後のプレーオフはトーナメント(負けたら終わりのやつ)で優勝を決めます。
大会フォーマット J SPORTS HPより引用
<特徴>
試合は毎週末(2回のBYE WEEK=お休み、以外は)基本ホーム&アウェイで行われるため、移動距離が半端ない&試合内容はトップレベル、という世界でも稀に見る過酷なリーグなのです。そうなると選手の疲労や怪我に対するマネジメントも必要であり、いい選手がたくさんいる(選手層が厚い)国・チームが勝ちやすくなるということもあります。
また南半球のラグビーは北半球と比べてスピード感があり、トライが多く生まれる、という人もいます。所謂「アタッキングラグビー」が主流です。細かく言うと、オフロードパスというタックルを受け倒れながらのパスやランが多く、ボールがたくさん動くので、ラグビーにあまり明るくない人でも楽しみやすいと思います。
というわけで今回はスーパーラグビーについてまとめてみました。実は先日のハリケーンズ戦@秩父宮へ友人を誘ったのですが流れで不参加、からの当日オールブラックスの選手いっぱいいるよ!とラインしたら、そうだったの?!行きたかった!となったことに非常に後悔しております。ちゃんとオールブラックスの選手もいるよ、ということを説明してあげればよかった…&オールブラックスのブランド力を改めて感じたでこりんなのでした。次は日本チームであるサンウルブズについてまとめて書いてみようと思います:)