でこりんのラグビー雑記帳

15年ワールドカップでラグビーにはまってしまったにわかラグビーファンの雑記帳です。観戦記・選手紹介・ルール・プレー説明などラグビーの面白いところをファン目線でまとめています。

エディー・ウォーズを読みました

今更だけど読み終わりました。随分前に発売されていたようで、普段Numberを読まないので助かりました。今回はその概要と私なりの感想をまとめます。

 

エディー・ウォーズ (Sports graphic Number books)

◆エディー・ウォーズってどんな本?

スポーツ雑誌のNumberでの連載記事「桜の戦士たち」をまとめて書籍化したもので、2016年3月より1300円にて発売中。全236ページで分厚いですが、字が大きいので結構すぐ読めます。私は通勤+昼休み+自宅=4時間くらいでさーっと読めました。

内容は、2015年W杯の南アフリカ戦の前後プロセスが、エディーさん、選手、及び関係者(通訳さんまで)含めていろんな人の視点で語られています。個人的には、通訳さんの話があったのがよかったです、英語の勉強をしていたこともあって。

  

◆オーバー気味?でも、いい!アツい語り口

 テンポがよくてすっごく読みやすいです。全体に少しオーバーな表現が多いように感じましたが、結局熱くていい笑 通勤のバスの中で涙を堪えること数回、部屋ではエグエグいいながら読み切りました。各章のタイトルがかっこよくて好きでしたし、章ごとに登場人物それぞれの葛藤が描かれていて、まさに裏側で何が起こっていたの知れる!ということを感じさせてくれる内容です。

特にいいな〜と思ったのは第4章「ボーダーライン」村田毅(ムラタツヨシ NEC FL 185cm/105kg) サイズが求められる第3列で唯一エディさんが期待した人材として取り上げられています。最終的にはW杯の選考からは落ちてしまいましたが、後日談も含めて彼の話は非常にアツいです。

それからフランス語通訳の福本さんとダルマゾスクラムコーチの話も好きです。ダルマゾコーチが非常にプロで、足の位置1cmにもこだわるような変態的なスクラム職人だということも伝わってきましたし、通訳という仕事はどの業界でも絶対に必要かつすごく重要で、人間がやるべき仕事なんだろうなと感じました。機械的にある言語からある言語へ変換することはマシーンで可能でも、そうじゃないところってあるじゃん、と。

 

ラグビーに興味を持った人みんなにおすすめしたい本ですが、文字から試合を想像するのは私も至難の業でした。少しラグビーが分かっていて、このときの日本代表の顔と名前が一致する人が読むとすっごく面白い内容だと思います!今回はこんな感じ!